JR西宮駅直結・とりやま耳鼻咽喉科

鼻の症状

日常生活に支障をきたす、つらい鼻の症状

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎

アレルギー鼻炎の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりです。 ちり、ハウスダストや花粉を吸いこんだときに起こるアレルギー性鼻炎。特にスギ花粉が飛び交う季節は辛い方も多いと思います。

ハウスダストや花粉に含まれるアレルゲンという物質が、アレルギー疾患のある人の抗体と反応して症状が出てきます。

治療は、抗アレルギー薬、対症薬、外用、ステロイドを使用しますが、症状がひどい方は レーザー治療をお勧め しております。  

また、スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の根本治療をしたい方には 舌下免疫療法 をお勧めしております。

 

副鼻腔炎(ちくのう)


  • 鼻水がのどに落ちてくる
  • ドロっとした鼻水がつづく
  • おでこや、ほっぺたの痛みや圧迫感
  • 鼻づまり
  • ニオイがしない
  • タンがからむセキがつづく

などの症状がある場合、副鼻腔炎(ふくびくうえん)の可能性があります。

副鼻腔(ふくびくう)とは、鼻のまわりの顔面の骨にある左右4つずつの空洞です。

それぞれの空洞は、鼻の穴(鼻腔)と小さな通り道でつながっています。

風邪をひいた時、ウイルスや細菌が通り道を通って空洞をおおう粘膜に炎症をおこしたものが副鼻腔炎です。

自然に またはお薬や鼻処置などの治療で1ヶ月以内になおるものを急性副鼻腔炎、慢性化し3ヶ月以上炎症が続き、副鼻腔に膿(うみ)がたまったままのものを慢性副鼻腔炎といいます。

原因

風邪から続いておこるものや、虫歯をほうっておくことで炎症が副鼻腔まで広がったもの

加齢や病気によって免疫力が落ち真菌(カビ)感染がおこったもの、まれに腫瘍が原因の場合もあります。

治療

まずお薬の内服、鼻処置やネブライザー治療を行います。

内服などの治療で効果が見られない場合に、手術が必要な場合もあります。

虫歯が原因であれば歯科に、腫瘍その他手術などが必要な場合は近隣の入院が可能な医療機関に紹介いたします。

 

好酸球性副鼻腔炎

慢性副鼻腔炎には風邪からつづく以外に、アレルギー体質との関連が考えられている好酸球性副鼻腔炎という治りにくいものがあります。

原因はまだはっきりしていませんが、20年前ごろから徐々に増えておりほとんどが20歳以上の大人になってから発症します。

症状

通常の副鼻腔炎の症状にくわえ、鼻茸(はなたけ)というポリープができやすいです。鼻水はネバっとしていて鼻づまりが強く、また嗅覚障害をおこしやすいです。

気管支喘息やアスピリン喘息を合併することが多いと言われています。

治療

通常の副鼻腔炎の内服は効果がなく、ステロイドの点鼻や内服が有効と言われています。

また鼻茸(はなたけ)が多発する場合は先に鼻茸(はなたけ)をとる手術をしたほうがいい場合もあります。

再発をくりかえしたり治りが悪い場合は、生物学製剤の注射をする場合もあります。

上記のような症状が続くときには、お気軽にご相談ください。

 

嗅覚障害

・風邪を引いた後や、事故などで頭、顔を打ってから全くニオイがしなくなった
・本来のニオイと違うニオイを感じる
・何を嗅いでも、同じニオイがする
・何もニオイがないのに突然ニオイを感じる
・鼻水が出たり、鼻詰まりでニオイを感じない 
・新型コロナ感染症にかかってから、ニオイがしなくなった 

などの症状がある場合、嗅覚障害の可能性があります。

原因

1. 慢性副鼻腔炎 が一番多いと言われています。
その他 アレルギー性鼻炎 や、喘息と関わりが強く近年増加している難治性の 好酸球性副鼻腔炎 など、ニオイ物質が、鼻のニオイを感じる部位に届かないため起こります。(気導性嗅覚障害)


2. 風邪 や、事故などで 頭や顔を打った後 などに嗅神経が障害を受けて起こります。(嗅神経性嗅覚害)


3. 脳挫傷、脳腫瘍、脳梗塞、脳出血 などや、 パーキンソン病、アルツハイマー病の初期症状 として
起こります。(中枢性嗅覚障害)

治療

原因によって治療は違いますが、慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の場合は鼻洗浄、ネブライザーなどの処置をします。
その他必要に応じて、ステロイド点鼻、漢方薬、ビタミン剤や亜鉛 抗アレルギー剤などの処方をします。

嗅覚刺激療法

4種類の異なるニオイで嗅覚を刺激する方法で、感冒後嗅覚障害や外傷後嗅覚障害において有効性が報告されています。
ご自宅での取り組み方法を、指導いたします。

難治性と言われている好酸球性副鼻腔炎(難病指定)で副鼻腔手術や生物学的製剤が必要な場合には、近隣の対応可能な病院に紹介いたします。

新型コロナ感染症の後遺症に Bスポット療法 が有効との報告があり、当院でも行なっております。
ご希望があれば、一度ご相談ください。

感冒後や新型コロナ感染症後の場合は、2週間以内に 60〜80%の方が自然治癒 されると言われています。
しかし2週間が過ぎても改善しない場合は、できるだけ早く治療することをお勧めします。
嗅神経障害の場合、治るのに時間がかかることが少なくありません。
治療を長く続けた方が改善率が高くなるとの報告があるので、根気強く治療を続けましょう。

 

 

0798387739 0798387739

医院からのおしらせ

医院コラム

とりやま耳鼻咽喉科 Facebookページ

top